相場振り返り

フランス大統領選 第1回投票(2017年4月23日(日))翌日の窓開けはどうなったか?

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前日の記事でフランス大統領選 第1回投票明けの相場がどうなるかをフィボナッチで分析をしてみました。

今回はその答え合わせといいますが、実際にどう動いたかを照らし合わせてみたいと思います。

チェックする通貨ペアは前回の記事で分析をした5通貨ペア(USDJPY(ドル円)、EURJPY(ユーロ円)、EURUSD(ユーロドル)、GBPJPY(ポンド円)、GBPUSD(ポンドドル))です。

チャートの状態はそのままにしてあるので、同じチャートを使って分析をしてみます。

それでは早速いきます。
ユーロドル(EURUSD)
ユーロドルは上にいきましたね。
前週の終値が1.07235で始値は1.09190なので、195pips上げてのスタートです。

週明けに上にいくとしたら、まず考えられるのが1.07580前後ですが、前週の終値から30pipsもないので、ファンダメンタル要因が絡んでくる可能性を考えるとここからスタートするのは考えにくいです。

そうなると次は0.0%(前回の高値)の1.08631が考えられますが、ここまでの開きは約140pips
通常であれば考えられませんが、つい先日行われたトルコリラの国民投票後の相場の動きを考えるとここまで上がることは十分にあり得ます。

前回の記事でこのように書きましたが、0.0%からスタートどころかそこからさらに55.9pipsも上からスタートしました。

ただ、窓埋めのセオリー通りの動きを見せており、始値から上にいくことはなく、徐々に下げています。
日本時間の25日0時時点では1.08594まで下落しており、半値戻し(前週の終値と24日の始値の半値は1.08212)に迫る勢いです。

ちなみに、日本時間の11時には一度1.08200に達し、半値戻しをしています。

ドル円(USDJPY)
ドル円も上からのスタート。
前週の終値が109.041で始値が110.581なので、154pips開いて始まりました。

ドル円は前週にフィボナッチの50.0%の109.040にタッチする形で終えており、ちょうど中間地点にいる状態です。
上にいく場合は38.2%の111.280が考えられ、220pipsほどの開きがあります。

23.6%までいくと500pipsほどの開きがあるので、さすがにここまでいくとは考えられません。

フィボナッチの終点である2016年12月15日以降、何度か上にいこうとトライする動きがみられますが、2017年1月4日に0.0%にタッチして上髭陰線で終えてからは緩やかなダウントレンドが続いていることからも、38.2%がレジスタンスとなることは考えられます。窓埋めを考えると、また110.000を割るといった展開も十分にあり得ます。

38.2%にタッチすることはなかったものの、やはりここより下でスタートといった感じになりました。

日本時間9時台に109.850に達し、110円割れをし、そこからまた微妙に上昇したものの、そこからは小幅なレンジ相場となりました。半値戻しは109.814なので、やや足りないものの、ほぼ半値戻しを一度した形になります。

24日23時台にはしっかりと110円台を割り、25日0時は109.862でスタートになりました。

EURJPY(ユーロ円)
ユーロ円も上からスタート。
前週の終値が116.962、24日の始値が120.751と実に378.9pipsも開けてスタートになりました。
もし、週末にユーロ円をロングで持ち越していたら爆益、逆にショートを持ち越してしまっていたら地獄という異常な開きでした。

直近だと38.2%がターゲットとなる。
前週からの終値からの開きは180pipsほど。

ここしばらくダウントレンドが続いているので、いきなり上にいく可能性は低いのでは?と思います。

もし上からスタートするとしたら、素直に窓埋めするために下落する動きを見せるということが一つのシナリオとして考えられます。

ただ、2017年3月13日からダウントレンドが続いているが、その日を起点としてトレンドラインを引いてみると、前週の終わりである4月21日は日足で長い下髭かつ実体がトレンドラインより上に出て終わっているので、上昇に転じる兆候は見え始めている?といった動きを見せている。

ドル円、ユーロドルは何となく書いた値に近くなっていましたが、ユーロ円はまったくの大外れという感じですね。でも捏造しません。そのまましっかりと残しておきます。

ただひとつだけ、上昇に転じる兆候は見え始めているという点だけはあながち間違えではなかったというところですが、こういうのって結果をこじつけていくらでもいえるので微妙なところですね。ここからまだ下がるかもしれませんし。

半値戻しは118.856で、一番戻したのが日本時間の24日11時に記録した118.981。ドル円同様”ほぼ”半値戻ししてまた小幅に上下動をするレンジ相場になっている。

GBPJPY(ポンド円)
前週の終値が139.646、週明けの始値は141.376で173pipsの開きでスタートとなった。
ポンド円も上からのスタート。

ポンドの場合、EUに加盟しているということと、元々ボラティリティが大きい通貨なので、他よりも開きが大きくなることが考えられます。

フィボナッチの23.6%である142.100付近は前週の終値より250pips開いているので、ここからスタートしても開きすぎに思えますが、前週のトルコリラの国民投票の結果を受けてドルトルコリラ、ユーロトルコリラともに700pips以上開いてスタートしたので、変動が激しいポンドであれば23.6%の250pipsですら超えてくるのでは、という予感があります。

そうなると、次は0.0%の127.156が考えられますが、その前に144.389がレジスタンスとして待ち受けているので、23.6%を超えてスタートするとしたら、この付近からスタートする可能性が高いと考えられます。

前週の終値からの開きは約500pipsというところもある意味妥当と言える値。

書いていることに近い形になったようなそうでないような微妙な結果になりました。
とりあえず、結果としては23.6%の30pipsほどしたからスタート。

半値戻しは140.511で24日23時台に到達している(終値:140.396)。

ポンドドル(GBPUSD)
前週の終値が1.28059で週明けが1.28395とわずか33.6pipsの開きしか見られなかった。
こちらはあえて検証しなくてもいいのでは?というぐらい普通の結果になりました。

フィボナッチの23.6%を下回ってからは1月11日のファーストタッチを皮切りにここで抵抗を受けて上にいきたくてもいけないといった動きが何度も見られましたが、前週の4月18日についに上にブレイクし、前週は23.6%の上を維持したまま終えました。そのことから、上昇トレンドに転じる可能性が出てきています。

次のターゲットは38.2%の1.30870付近。前週の終値から300pipsほど開きがあるものの、ポンドならあり得なくはない。
上から相場が始まるするとしたら、このあたりから始まっても不思議ではありません。

上昇する場合、いまだに埋めきっていない2016年6月24日の窓である1.36737まで上昇し、空いたままの窓を埋めにいく可能性があります。ただ、38.2%の位置から見てもここまでは約600pips(前週の終値からは約870pips)の開きがあるので、いきなり埋めるとは考えにくいので、そこを当面の目標として上昇するぐらいのシナリオでしょう。

書いたことと実際の相場を照らし合わせると恥ずかしすぎるぐらい外れていますね…

ここ最近、この通貨ペアはあまり動きが出ていないのは過去のチャートを見ればわかることですが、まさかフランス大統領選挙後でもまったくと言っていいほど動きが出ないのは予想外でした。いい勉強になりました。

最後に

前回の記事を書いている内容を見てもらうとわかることですが、「上にいくとしたら」「下にいくとしたら」とどちらのパターンも書いています。

今回の記事は実際に動いた方向の予測を引用しているので、なんか予想当たった感じに書いていると見えるかもしれませんが、そういうつもりはもちろんありません。そんなことするぐらいなら、前回の記事を修正して実際の相場の動きに合わせたデータしか残しませんから。

重要なのは、実際の分析の答え合わせだと自分としては思っています。とくに、まだまだ勉強中の身としては。

こうやって自分で分析をしてみるとなかなか面白いことが見えてくるので、分析をしていない方は、今日からでも相場分析をして、記録を付けてみることをオススメします。

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