稼いだ金額と獲得pips、どっちの方が大切?
FXをやっている以上、稼いだ金額がすべてといって過言ではありません。
いくら勉強しようがいくら証拠金を入れようが、プラスにならなければ意味がないですよね。
ただ、単純に金額だけを見ればいいかというと一概にそうとは言えないのが難しいところです。
例えば、1日に1万円の利益を出したとします。
その場合、
・1ロットで10pips
・0.02ロットで50pips
・0.01ロットで100pips
※1ロットは海外基準の10万通貨として換算。
といったようなケースが考えられます。
いずれも金額だけを見れば同じ1万円の獲得になります(スプレッドは考慮していません)。
金額だけ追い求めているとどれでもいいとなりますが、今後利益を伸ばす見込みがあるのは言うまでもなく獲得pipsが大きい方になります。
毎回10pipsしか獲得できないトレードをしている場合、仮に10ロットにしても10万円ということになります。
一方で、0.01ロットで100pips獲得できる場合は10ロットにしたら1,000万円の利益を獲得できるということになります。
ただ、1日100pipsはそんなに簡単ではないので、現実的には20~50pipsといったところでしょうが、それでも大きなpipsを獲得できるようになると将来的な利益の伸び率も期待が持てます。
このように、金額ではなくpipsでトレードを考えられるようになれば、あとは資金力の勝負です。
0.01ロットなどでやっていると仮に100pips獲得できてもわずか1,000円とまったく稼いだ気になれませんが、これを繰り返すことで徐々に積み上がっていき、結果として大きな利益を獲得できるようになっていきます。
大きいロット、小さいpipsを獲得することは悪か
では、獲得pipsが小さく、大きなロットで稼ぐのは間違えているか? という話ですが、それはそれで正解だと思います。
動きがない相場で小さく利益を取りに行くならロットを大きくして数pipsで攻めた方が効率がいいですし、強いトレンドが発生した場合もロットを大きくした方が一瞬で普段の何倍もの利益を獲得できる可能性があります。
ただ言えるのは過剰なロットで取引するのだけは間違えているということです。
確かにロットを上げた方が1回で獲得できる利益は大きくなります。
その一方で、証拠金を一瞬で失うリスクも出てくるということを肝に銘じとかなければなりません。
特に慣れてきた頃が一番怖く、もう大丈夫だろと思ってロットを上げるととんでもない失敗をすることになります。
この失敗はやはり金額で見ていると起こりやすく、pipsで見れるようになるとそういった失敗も少なくなります。
そのため、「今日はいくら稼いだ」ではなく「今日は何pips獲得した」と考えられるようにするのが勝てるトレーダーへの近道と言えます。